2016年11月7日月曜日

穭(ひつじ)


刈れる田に おふる

ひつじの 穂に いでぬは

世を 今更に あきはてぬ とか


よみびと知らず
『古今和歌集 巻第五 秋歌下』


ひつじは 秋の季語で、

稲を 刈り取った 後に

でてくる 新芽のこと。


「稲刈りを 終えた 田に 生え出た

ひつじが 穂を つけないのは、

もう 秋も 終わって

この世に 飽きてしまった ということか。」








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